ファッションAIを展開するニューロープが、SNS上のファッションスナップをAIで解析・定量化するトレンド分析サービス『#CBK forecast』から、最新トレンドレポートの一部を公開します。
Contents
調査概要
- 調査手法: SNS上のファッションスナップをニューロープが自社開発した画像解析AIを用い、カテゴリ・色・柄・シルエットなどを分析。
- 対象サンプル数: 約43,000枚
- 実査期間: 2018年7月1日~2019年6月25日
人気のカラーTOP15色では王道のブラック、ホワイトにグレーとベージュが続く
出典:#CBK forecast
出現回数ではブラックとホワイトが群を抜く結果に。これは例えば色もののトップスを取り入れてもボトムスには無彩色のものを合わせるようなコーデが一般的であることから、直感にも反しないものです。その後にもグレーやベージュといった落ち着いた色が続きます。5位以下に色ものが登場し、結果は表の通りです。(※1)
※1 表のパーセンテージはTOP15色の出現回数を母数として算出しています。
2019年はグレーよりベージュが人気色に
1年を合算すると出現回数が同等だったグレーとベージュですが、時系列で追うと盛衰が見られます。グレーは2018年秋冬をピークに減少し、2019年にはベージュが逆転しました。またブルーが上昇傾向に、ピンクやレッドは減少傾向にありました。
出典:#CBK forecast
スカート丈はより長く、マキシ丈が流行
「スカート・ワンピース」の丈を、2018年10月~2019年6月を3ヵ月単位で集計・比較したところ、ミモレ丈(※2)から徐々にマキシ丈(※3)へとシフトしていく様子が見て取れました。
出典:#CBK forecast
※2 ミモレ丈は、ふくらはぎの中間あたりに位置する丈。
※3 マキシ丈は、くるぶしが隠れるくらいの丈。
その他の顕著な傾向
例年夏に人気のカゴバッグは、秋冬も一定数活用されていました。
出典:グラフ #CBK forecast、コーディネート画像 #CBK
ボーダーは、2018年秋冬をピークに減少していました。
出典:グラフ #CBK forecast、コーディネート画像 #CBK
トレンド分析サービス「#CBK forecast」とは
SNS上に掲載されているファッションスナップ画像をAIで解析し、色・柄・素材・形・ディティールなどを解析・定量化し、ダッシュボードとして提供するサービス。
ユーザーは期間・カテゴリ・約500種類の属性タグなどから自由にトレンド分析することができます。
メーカー・卸・リテール・メディアなど、ファッション関連の企業がMDやバイイング、コンテンツ制作などに活用しはじめています。
https://scnnr.cubki.jp/forecast/index.html
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